前夫と離婚に至るまで12

抗うつ薬睡眠薬

ガバガバと飲み始めて

1年ほど経って、

母親が私の異変に

とうとう気付きました。

 

その日は休日に待ち合わせて

母と2人でデパートに買い物へ

行き、帰りに我が家に寄る約束でした。

 

私はその頃、強い薬を飲み過ぎて

副作用が出始めていました。

口の渇きがひどくて、ちょっとした

会話も舌や唇がすぐ乾いて話せません。

その中で一番困ったのが歩行。

特に階段を降りるとき、足元が

ふらふらして手すりがないと

到底降りられない状態でした。

 

その日、駅のホームから改札に

向けて階段を降りようとしましたが

人がいっばいで手すりがない。。

いつもなら、人がいなくなるまで

待ってゆっくり降りるのですが、

今日は母がいる。。。

母親に悟られちゃいけない!

 

そう思い、無理矢理人の流れに

合わせて階段を降り始めました。

足の動きは着地をするたびに

ふらつき、今にも転げ落ちそうでした。

 

それを先に進んだ母が下から見ていました。

すごい形相で、何があったの???

と聞かれました。母親ってすごいなぁ、

隠せないんだなぁと思ったことを

覚えています。

 

どうしても心配をかけたくないし

刺激が強すぎるかなとか思い、

全部ありのままではありませんが、

訳を母親に話しました。

 

母は静かに聞いてくれて

これからは私だけには

隠さないで。何でも話して欲しい。

打ち明けて欲しい。一緒に悩みたい

と言ってくれました。

そして、前よりもっともっと頻繁に

会いに来るから!電話もするから!

と言って、涙目で静かに帰って行きました。

 

私は母への申し訳ない気持ちと

母に話せたという安堵感の狭間で

複雑な気分でした。

 

 

それと時を同じくして、

薬の副作用でひどい眠気に襲われ、 

会社の社用車である軽自動車を

運転中、軽い追突事故を起こしました。

 

会社には薬を飲み過ぎたとは言えず、

よそ見をしていたと嘘をつきました。

 

でも薬をやめることはできませんでした。

薬はどんどん増えていきましたが、

前夫は私がどんなに薬を飲もうが

全く気にする素振りはありませんでした。

 

 

薬の副作用と戦いながら過ごした

結婚3年目。

また前夫から突然爆弾発言が飛び出します。