前夫と離婚に至るまで23

すべての話し合いを終え、

私は前夫と会うことなく

離婚の段取りが整いました。

 

前夫は決着がつくと

離婚届に自分のサインを済ませ、

そそくさとアメリカに戻って

いきました。

 

あとは私の好きなタイミングで

離婚届にサインし、提出するだけ。

 

 

出会ってからこれまでのことを

何日もかけて思い出しました。

幸せだったことも、

そうでなかったことも、

色んな事をゆっくりと考えました。

 

正直、この期に及んでもまだ

複雑な気持ちでした。

一生懸命、これでいい、

こうするしかない、

と自分に言い聞かせました。

 

父には感謝しています。

辛い立場で嫌な思いをさせて

しまいました。でも父はいつも、

今でも、変わらず寡黙ですが

私の味方でいて優しさをくれます。

 

父には

結納の日に浮気されたこと、

結婚後の度重なる浮気、

前夫にごくたまに振るわれた暴力?

(突き飛ばされたりしました)

については、あまり話しませんでした。

 

父は渡米して、別居となったことで

結婚生活がうまくいかなくなった、

と今でも思っています。

 

 

ちなみに慰謝料500万円は

最後まで振り込まれました。

途中何度か滞り、これで終わりかなぁ。

分割なんて最後まで振り込まれないよね、

なんて思いましたが、振り込み遅延は

父が厳重にチェックし、督促状を

出したらすぐ振り込まれたそうです。

 

前夫は私の父が相当怖かったみたい。

督促状を自宅に発送していたので、

後々自宅に発送されたくない理由も

明らかになるのですが。

(番外編で、また書きます)

 

そんなこんなで、私は自分の

気持ちに折り合いをつけ、

29歳誕生日前日に自らひとりで

役所に出向き、離婚届を提出しました。

 

誕生日前日にしたのは、

29歳から出直すつもりだったからです。